23日、日曜日の夜、釣りにでかけようとすると嫁さんが言った。
嫁『今月食費が厳しいんだよね。明日のあなたの夕飯のおかずは、釣ってきた魚だけだから。』
K『ま、マジか・・・。』
嫁『うん、マジ。ま、それくらい切羽詰まった方がいいんだよ。いつも工夫なくダラダラやってるから上手くならないんだよ。』
K『は、はい・・・。頑張ります・・・。』
チャリに竿を縛り付け出発。
くっそー、やべーぜ。
最近いまいちなんだよな、イシモチ。
ボウズを連発している。
今夜は頑張らねば・・・。
どうすれば釣れる?
仕掛け?
ポイント?
餌?
とりあえず今日のイシモチさんの気持ちがわからないので、高さを変えた胴突き仕掛けを2つ用意した。
釣り開始。
元気よくぶっ込んでおくが、今日も海からはリアクションがない。
向かい風で投げづらい。
当たりも取りづらい。
ヤバい。
刻々と過ぎていく時間。
消費されていくアオイソメ。
募る不安。
空を見あげれば、月。
そうだ今夜はスーパームーン。
いつもより月が明るく、煌々と海面を照らす日。
闇と濁りを好むイシモチ釣りに いいわけないじゃないか…。
俺は、はじめから負けるとわかっている戦いに挑んでしまったのか…。
その刹那、月に雲がかかる。
同時に、竿先にかすかな反応。
緊張しながら竿を手に取る。
次の反応で竿を煽ると、グッグッと竿先を締め込む確かな当たり。
十分な重量感。
君と出会えることを待っていたよ、心からね。
ようこそ。
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